Capital/Core 152-1117


「自分はデュリナー=アストリン=イレシアン(Dulinor Astrin Ilethian)である。自分が昨年爆死したというのは誤報だったというプレスリリースを流すからトラベラー協会(Travellers' Aid Society)のラウンジに入れろ」とトラベラー協会事務所の外で騒いでいた男が警官(security officer)に逮捕されました。入場を断られて暴力をふるい始めたため、警官が呼ばれたのです。


精神病院に移送される前の数時間、男は警官に身柄を拘束されていました。TNS(トラベラーニュースサービス)レポーターのニルカ=キンシャシャ=キンモン(Nirka Kinshasha-Kinmon)がこの逮捕劇を目撃しており、「男は明らかに異常だった。私は数年前にデュリナー本人にインタビューをしたことがあるが、彼は似ても似つかない。デュリナーはもっと背が高く、髪の毛も生えていたし、はるかに清潔感があった。」と報告しています。


男の名前や男が捕まった正確な場所は伏せられています。しかし、キンシャシャ=キンモンはその場所を知っており、診察が済み次第自称「大公」のインタビューをとる許可を得ています。



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