Heimdall/Aldebaran 020-1120


ブレマグネ国(The nation-state of Bremagne)が惑星国家連合(the planetary League of States)を離脱し、同星系の多国家分裂世界の安定性が問題となっています。


ブレマグネ人は長い間ハイムダール(Heimdall)の代表書記選出方法に異議を申し立ててきました。その方法は、200年以上前から連合憲章(the League's charter)に記されているものです。当時優勢だった国家に非常に有利なものですが、そういった国家はブレマグネの影響力の増大により長期に渡り陰りが見えています。近年議論が高まっていましたが、ついに国家連合の分裂を引き起こしたようです。


アロイ=ペロー首相(Prime Minister Alois Perrault)は声明を発表し、「ブレマグネは可能な限りの手段を用いて、ソロマニ連合政府での代表権を確保することになるだろう。我々の合法的関与無しでホーム(Home)に向かおうとする代表者に対しては、それが何者であれ異議を申し立てるつもりである」


訳注
 アルデバラン宙域は、ソロマニリム宙域の隣(リム側)にある宙域です。
 ホームは、ソロマニ連合の首都です。



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