Terra/Solomani Rim 293-1116


イオランス皇后陛下(Empress Iolanthe)がテラに到着されました。ソル大公(Archduke of Sol)や随行員に付き添われてのご到着です。第79、第97、第115、第116、第293、第294、の各艦隊からの派遣部隊を含む宙域海軍(Imperial sector navy)の主力も、帝国護衛部隊の一部として同時に到着しました。


ラグランジュ宇宙港(Starport Lagurange)のインペリアルラウンジ(Imperial Lounge)で行われた最初の会見で、皇后陛下は、皇帝陛下からの委任状を保持しており、今回の訪問中にテラ(Terra)並びに他のリム地域(Rim)に関する幾つかの政策変更を行う義務を負っていると述べられました。詳細については明らかにされませんでしたが、「全ての良き帝国市民には、帝国内におけるテラ及びその子供達の特別な地位を承認する理由があるのです」との御意見を述べられました。


別の声明で、アデール大公(Archduke Adair)はソロマニ地域で起きている混乱について触れられました。「イリジウム玉座(Iridium Throne)もソル大公位も帝国外のソロマニ世界での政体に対する特別の意見は持っていない。いわゆるソロマニ連合(Solomani Confederation)は自身の内部問題を自力で解決するべきである。この過程に介入することは、賢明とも正当とも言い難い。」


帝国高位貴族の常として、大公閣下は、どのソロマニ星系が帝国領であるのかの質問を、注意深く避けられました。


訳注
 イリジウム玉座は、帝国皇帝のことです。
 さて、ソロマニ連合が混乱の真っ最中のこの時期に、帝国は何をするつもりなのか。



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