Heya/Spinward Marches 060-1122


壊滅的な自然災害の後、この農業惑星の住民達はこのような一撃が降りかかるのは回避できなかったのかという問に対する答えを求めています。


ヘヤ(Heya)は3日前に、クラス5の小惑星衝突を受けました。衝突した小惑星は直径300メートル、岩石と鉄と主成分とした塊で、サークル海(Circle Sea)の西地域に衝突しました。巨大な津波が惑星のあらゆる沿岸地域に襲いかかり、突如蒸発した数百万トンの水が上層大気にまで上昇し、惑星全体が雲で覆われ嵐に襲われています。犠牲者は既に数百万を数え、その数は増加しています。


帝国政府、及び現地政府は緊急災害救助を始めていますが、事態の規模は現地の能力を圧倒しています。ヘヤ泊(Count of Heya)は星域のコアワード側半分の商業指導者達に、輸送手段と救援物資とを提供するよう支援を求めています。


現地政府高官は、本危機に際しての帝国の援助に早速謝意を表していますが、本災害を防げなかったのはどうしてなのかをまず問う者もいます。「小惑星がどこからともなく現れるということはない」ある官僚が語っています。「海軍や偵察局がこの物体の軌道を的確に把握してなかったというのはどういうことなんだ?」


訳注
 近づきつつある小惑星を破壊する有名なミニシナリオがありますが、実際に衝突災害が起こってしまった例と言うことになります。
 最後の現地高官の発言はもっともな意見で、なぜ見落とされていたのかが次の問題になるはずです。



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