Capital/Core 025/1123


今年最初の大規模社交行事は、027/1123にカルビイリ校(Karbiili School)キャンパスのマツシャンスキー記念館(Matuschanski Memorial Hall)で開催される予定の、キルドハック伯ヴィェナ・アマルフィ・ジルンカール夫人(Countess Vienna Amalfi Zirunkaar of Quildhac)の110歳の誕生パーティです。伯爵夫人は同校の元教師で、カルビイリ同窓会(Karbiili Alumni Association)からも高く評価されています。同窓会のメンバーは、帝国貴族社会を動かすメンバーの少なからぬ数を占めており、シンシア・イフォジニア皇女殿下(Grand Princess Ciencia Iphegenia)やイレリシュ大公イシス公爵夫人(Duchess Isis of Illelish)などの著名人も含まれています。記念館には伯爵夫人を祝う2000名を超える出席者が見込まれています。晩餐会出席者数は180に限られているため、夫人は来訪者一覧を求められており、晩餐会への招待をキャピタル(Capital)における最も手に入れにくいものにしています。


夫人は帝国社会ならびに政府についての率直な物言いで名高く、皇室を含め、最高位貴族一族についての内部情報を押さえていることでも広く知られています。


「ずいぶん昔に作らせた特別のソファがあります」彼女はかつて語ったことがあります。「2カ所の場所がございまして、一箇所には我が一族の紋章が刺繍されております。もう一カ所には伝説についての刺繍がされております。良いお話が何もございませんでしたら、こちらにいらして私のお隣におかけになるとよろしいでしょう」



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