Monterey/Aldebaran 318-1122


現在、本星系の最大のガスジャイアントの周辺で、大規模艦隊遭遇戦が行われているとソロマニ監視員からTNSに報告がありました。現時点で、戦闘中の艦隊の素性は明らかではありません。モンテレー星系(Monterey system)での戦闘の実情は、同星系がソロマニ首都ホーム(Home)に近いため、重要です。



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Capital/Core 306-1122


シンシア・イフォジニア・アルカリコイ大皇女殿下(Grand Princess Ciencia Iphigenia Alkhalikoi)は軽いお産で、お世継ぎを出産されました。侍医団は御出産には特別な問題はなく、大皇女殿下も御子息も完全に健康な状態であると発表しました。


皇室局は、帝国の公式宣言として新生児の名前と法的地位とがアルカリコイ家に属するものであることを含め、御出産の公式発表を行いました。新たな皇族メンバーの名前はカシミア・クギ・シマルー・アルカリコイ(Casimir Khugi Simalr Alkhalikoi)で、存命中の第3王子となります。名前は、母方の先祖の一人カシミア・アエラ伯爵(Count Casimir Aella)と父方の祖父であるウシュラ公爵クギ・ララギー・シマルー(Duke Khugi Laragii Simalr of Ushra)にちなんだものでしょう。


訳注
 御懐妊のニュースは、087-1122



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Aquitaine/Solomani Rim 280-1122


アクイタイン(Aquitaine)星系のマリー3世女王(Queen Marie III)が本日、失敗に終わった宮廷クーデターの際に殺害されました。惑星軍(planetary Armed forces)のメンバーが、内閣メンバーの何者かの支援を受けて宮殿の占拠と後続の身柄拘束を試みました。近衛連隊(Royals Own Guard regiment)が攻撃を退けましたが、マリー女王は銃撃を受け、その怪我がもとでまもなく死亡されました。


宮廷スポークスマンは、前女王の一粒種であるエレノール王女(Princess Eleanor)がエレノール9世としてアクイタイン王位に就かれることになるだろうと発表しました。新女王は、ソロマニ・セキュリティ(Solomani Security)から派遣任務にあった複数の一流アクションチームによって増強された近衛兵の保護下にあるとのことです。上級指揮官は、失敗に終わったクーデターに荷担した「裏切り者の巣を一網打尽にしている」とのことです。


新女王が幼いため、現在の相続法に基づいて、摂政会議(regency council)が可能な限り速やかに招集されることになります。前女王の夫君、ポリフェムス・イアン・ケラーマン王子(Prince Consort Ian Kellerman of Polyphemus)は現在、母星系の問題に関わっておられます。新政府における夫君の役割は不明確な状態です。


訳注
 マリー3世の婚約のニュースは、001-1117



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Sequoyah/Solomani Rim 269-1122


政治指導者ジャン・マリコフ(Jan Malikov)氏が、当星系で先日行われた艦隊戦で過激派(Radical faction)に対してナショナリスト連合勢力(Nationalist allied forces)が完全なる勝利を収めたと発表しました。


「自由ククルカン共和国(Free Republic of Kukulcan)からの派遣軍の協力を得て、我が軍は過激派政権のいわゆるブーツ・クラスター執行任務部隊(Bootes Cluster Enforcement Task Force)を包囲撃滅した。最終報告によれば、敵旗艦は少数の残党とともにジャンプスペースに逃げ込んだようだ。当分の間、セクヤー(Sequoya)星系は過激派の侵略からは安全だろう。」


マリコフ氏は、発表を行った後、直ちにナショナリスト派旗艦サダオ・カンザキ(Sadao Kanzaki)に乗り込み出発しました。TNSの記者は、ナショナリスト派艦隊の目的地を掴むことができませんでしたが、セクヤー星系には充分な分遣隊が残り、駐屯することになります。


宇宙戦闘の結果が最初に報告されてから、セクヤー中で惑星規模の祝典が行われています。



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Sequoyah/Solomani Rim 265-1122


セクヤー星系(Sequoyah system)において、ナショナリスト派(Nationaslist)と忠誠派(Loyalist)の中軸艦隊が接触しました。TNSの監視団は戦闘の結果を確認できませんでしたが、セクヤー自体は忠誠派部隊による包囲は受けておらず、ナショナリスト派艦隊が少なくとも戦術的勝利を得たものと推測されます。最新ニュースが入り次第、報告します。



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Vyborg/Solomani Rim 255-1122


農業世界の基盤脆弱な急進派政権に対するクーデターが発生し、ソロマニ党のナショナリスト派(Nationalist wing)官僚が政権を掌握しました。クーデター側はナショナリスト派を支持する郷土防衛隊(Home Guard)の軍人を巻き込んでいたようです。ナショナリスト派がソル・セック(Solomani Security)を支援していたという噂の真偽は確認できていません。



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Vantage/Solomani Rim 248-1122


公式発表:

今後新たな声明が発表されるまで、民間船によるセクヤー星系(Sequoyah system (Solomani Rim 1337))への進入は禁止されます。該当地域を通行する必要のある場合は、トイサー(Teucer (Solomani Rim 1435))及びルール(Luuru (Solo mani Rim 1234))に迂回して下さい。全ての民間船は連合(Confederation)海軍の交通管制に従うよう求められます。


本発表が有効である間、帝国籍の船舶によるカペラ(Capella)及びジェミニ(Gemini)両星域への進入は認められません。本命令に違反、あるいは、当地におけるソロマニ連合(Solomani Confederation)の統治権を犯す帝国船は警告無しで攻撃されます。

書記局(Secretariat)の布告により、カペラ及びジェミニ両星域内の全てのソロマニセキュリティ(Solomani Security)メンバー及び施設は直ちに連合海軍に配属となります。海軍艦艇に乗船中のソルセック士官は、以後、艦長及び海軍の直接指揮下に入ります。指示に従わない場合は、即時且つ厳重な処罰を受けることになります。


栄光あれ
 署名:ブート・クラスター執行艦隊提督 ナハリ・アル・タバリ
 (Nahali al-Tabari, Fleet Admiral, Bootes Cluster Enforcement Task Force)



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