Capital/Core 280-1117


プレトリア(Pretoria/Deneb)から280-1117に受信。


プレトリアの軍政長官(military governor of Pretoria)サー=ゲラルド=ニキアルミダ提督(Admiral Sir Gerald NicDhiarmida)は、この星域首都を民政に戻すとの噂を否定しました。プレトリアは、1010年のレイチェリアンの反乱(Rachelean Revolts)以来、軍の統制下にありますが、民政復帰を求める声は絶えませんでした。ニキアルミダ提督の広報官であるロニータ=プリンシプ(Ronita Principe)氏は、「プレトリアの状況は安定しているとは言い難い。反乱から一世紀以上たった今日でさえ、レイチェル社会とヴィラニ優越信仰(Vilani supermacist beliefs)を支持している、無視できない規模の少数派集団が残っていることを示す明白な証拠があるのだ」と説明しています。


驚くことではありませんが、この見方はプレトリアの民衆に支持されているとは言えません。民政復帰派の圧力団体のメンバーであるアルマンド=ミッチェル(Armand Mitchel)氏は、提督の主張はお笑いぐさに過ぎないと見ています。「レイチェル社会も彼らの言う『予定』も歴史上の出来事にすぎない。プレトリアでそんなことを深刻に捉えている者はいないよ。」



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