Dlan/Ilelish 251-1118


251-1118に受信。


イレリシュ大公イシス(Archduchess Isis of Ilelish)の叔父にあたるフタラ・アストリン・イレシアン(Hutara Astrin Ilethian)の家令(seneschal)は、前宙域提督(the former sector admiral)閣下が先週軽い発作に襲われ、今後数週間は一族の地所で主治医の治療を受ける予定である、ということを認めました。


イレシアン閣下は、2年前に姪が大公に就任したのを機会に一族の財産と事業出資との管理に専念するために提督職を退きました。「それ以来、自分を駆り立てるかのように仕事に励んでいました」家令のタダシ・コナハト・ホルトムシロ(Tadashi Conacht hault-Musillo)は語ります。「それが健康を蝕んでいたのです。閣下の部下も私も閣下に休息を取らせることができませんでした。今回のことはまさに働き過ぎによる当然の結果なのです」


イシス大公は叔父の健康に懸念を表明されており、職務の許す限りの出来るだけ早い時期にお見舞に行かれるとのことです。


訳注
 家令のタダシ氏は、この退職発表直前にフタラ氏の補佐に就任しています。



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