Home/Solomani Rim 316-1119


ソロマニ党(Solomani Party)の高官によりますと、書記局(the Secretariat)の主要メンバーの一人が既に6日間にわたって行方不明になっているとのことです。ジャン=マリコフ(Jan Malikov)氏は、310-1119に夕食会に出席して以降、目撃されていません。マリコフ氏とボディーガードは、現地時間の深夜過ぎにトランススター社幹部邸を出発しましたが、帰宅した形跡がないのです。氏の失跡を最初に報告したのは、書記局のスタッフでした。


マリコフ氏は、ソロマニ党ナショナリスト派の主要メンバーです。彼は現政権の政策、特にソルセックによる連合海軍軍人に対する粛正、を公に批判してきました。ソルセック当局者はマリコフ氏の失跡への関与を否定しています。


訳注
 ナショナリスト派は、ソロマニ地域をソロマニが支配するべきだ、という主張のグループです。反帝国的な立場に立ちソロマニ地域の独立を目指すという点で純粋なソロマニ主義と一致しますが、ソロマニの優越性に重きを置かないと言う点で異なります。
 ナショナリスト派は軍部に密かな支持者が多く、ソルセックはナショナリスト派をソロマニ主義に対する脅威であると捉えています。
 トランススター社は「ソロマニ唯一のメガコーポレーション」と言われる会社です。実際には、帝国領内への影響力は限定的なものであるため、真の意味でのメガコーポレーションとは言えないようです。又、同社の実質的な所有者はソロマニ党です。



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