Terra/Solomani Rim 313-1119


本日、異例の歴史会議がテラ大学(the University of Terra)で開幕しました。340-1119まで続く予定です。


会議は「ソロマニ主義の起源:スライス会議(the Srys Conference)から500年を経ての展望」と名付けられています。この名前は、619年に学会関係者、軍事指導者、貴族らによってスライス/オールドエクスパンスで開催された会議にちなんだものです。スライス会議は内乱(the Civil War)の最中に開催され、歴史家からは、いわゆる「ソロマニ主義(Solomani Cause)」イデオロギー形成の重要な転機点の一つみなされています。


今回の会議には、帝国内外から歴史家が集まりました。出席者には、越境文化交換計画のもとでテラへの旅行が許されることになったソロマニ連合からの重要な代表団が含まれています。


帝国当局者は会議を詳細に観察していると言われています。会議に関連しての保安処置への公式コメントはありませんが、テラ警察および帝国保安部隊は、会議閉幕まで中程度の警戒態勢に置かれています。


訳注
 内乱は、604〜622年のことです。直接の原因は第一次辺境戦争終結後のオラヴ提督による皇帝暗殺でした。
 内乱前には、帝国は実質的にソロマニ貴族によって支配されていました。しかし、帝国歴500年頃になるとヴィラニ勢力が徐々に力を増してきました。それに対抗する形でソロマニ主義も広がりを見せ始めたのです。これらは、内乱が起こる前に既に始まっていました。
 内乱期に現れた(自称)皇帝達は一様に純血な(あるいはほとんど純血な)ソロマニ人であると主張していましたし、皇帝を認証する役割を担っていた皇室会議もソロマニ貴族によって占められていました。内乱を終結させたアルベラトラ皇帝を真っ先に支持したのはヴィラニ勢力でしたが、アルベラトラ皇帝の時代、ソロマニ優越主義者は大きな力を持ち帝国を支配することに成功していました。
 流れが変わったのは、アルベラトラの死後のことです。



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