Esperance/Solomani Rim 173-1120


最高レベルでの交渉が怒号のやりとりに終わり、エスペランス(Esperance)でのヴェガ人(the Vegan)と人類ブロック(Human Blocs)との間の平和は破れました。帝国サイドの筆頭交渉役のウィレム=サラクロウ伯爵(Count Willem Salacrou)は、疲れやつれ果てた表情で会議場を後にしました。報道陣向けの声明で「このようなことは見たことがない。両者が低いレベルの問題を話し合っている限りは、何もかもうまく進んでいた。ところが原則問題に踏み込んだ途端、バラバラになってしまった。もし私が迷信深い人間だったら、悪霊に襲われたとでも言っているだろう。」


両交渉団は中立都市トドス・サントス(Todos Santos)を離れ、それぞれの首都に向かいました。問題となっている分離線の両側で、両軍は高度の警戒態勢に入っている模様です。


訳注
 322-1117、339-1117にエスペランスのヴェガ人と人類種族との対立についての記事があります。
 その後も、 338-1119に無人機による緊張激化のニュース、 049-1120には実際の衝突のニュースと続いてきました。



Ω