Mora/Spinward Marches 105-1121


モーラ公爵(Duchess of Mora)、同家の家長、スピンワードマーチの星域公爵(Sector Duchess of the Spinward Marches)を兼任するデルフィン・アドラニア・ムウダシール(Delphine Adorania Muudashir)卿が老衰のためモーラの宮殿邸宅で死去されました。


デルフィン公爵は021-979にルテティア・アモン・ムウダシール(Lutetia Ammon Muudashir of Mora)公爵とエネリ・トルエル・アドラニア卿(Lord Eneri Truell Adorania)との間に生まれました。デルフィン公爵は母君が001-1014に退位した際に、家長の座とモーラ公爵の座を受け継ぎました。その後、100年以上に渡り、母星および帝国の高級官僚として務めてきました。


長年にわたり、家長閣下は第3帝国最高齢の貴族の一人でした。また、「宇宙船と王冠の騎士団(Order of Starship and Crwon)」の最古参メンバーの一人でもありました。現団体の長であるガヴィン皇帝(Emperor Gavin)による叙勲は1018年のことでした。


ノリス大公(Archduke Norris)は今朝、姿を見せ、家長の死を発表しました。いつになく抑制された様子で、大公は短い声明を発表し、「公爵との意見の衝突は多かったが、帝国と帝国人民とに対して我々が負っている責任を忘れたことは決して無かった。これほど長くこれほど立派に勤め上げた人はまずいなかった。大変な損失となるであろう」と結びました。


公爵の後継者は又姪(grandniece)のエレイン・シャンカー・ムウダシール卿(Elane Shankarr Muudashir, C.E.G.)です。エレイン卿は、モーラの習慣に従った服喪期間が明け次第、家長および公爵としての務めをを始めることになります。当面、公爵局(Office of the Duchess)は、エレイン卿の承認のもとで、必要となる管理業務遂行を続けることになるでしょう。


訳注
 080-1121にエレイン卿が急遽帰省したとのニュースがありましたが、このニュースの伏線だったようです。



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