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ソロマニ連合書記長(Secretary-General of the Solomani Confederation)は異例の措置に踏み切り、ソロマニ海軍部隊に対して書記長の母星で進行中の社会争乱への直接介入を命じました。


反乱軍はチッサノ(Chissano)氏の母星トワイライト(Twilight)星系の政権中枢をほぼ制圧しています。正当政権であることを主張し、書記局への代表を罷免するとの命令を発表しています。代表はチッサノ書記長その人であるため、この命令は(もし合法的であるとすれば)ソロマニ連合全体の現政権に対して突然の終末をもたらすことになります。


結果によっては体制上の危機ともなりえます。書記長の母星が代表を罷免することは理論的には可能でしたが、連合の現体制が創設されて以来250年間、このような状況は起こりませんでした。


チッサノ書記長は本件に対する公式声明を出しておらず、立法上の手続きをとぎれなく進めているようです。しかし、アルデバラン(Aldebaran)およびスターブリッジ(Star Bridge)の両宙域のソロマニ海軍舞台は最高警戒態勢に置かれており、海軍部隊は数日中にトワイライト星系へ向けて出発の予定です。


訳注
 半ば予想された事態とはいえ、チッサノ氏は実力行使に出ました。



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