Kidashi/Solomani Rim 100-1122


帝国当局は、ソロマニ連邦(Solomani Confederation)に繋がりのある、現地のサボタージュ反政府活動扇動家を解散させました。詳細は帝国秘密法(Official Secrets ordinance)の規正下にありますが、当局筋は、最終的には逮捕に繋がる調査が独立したグループによって進められており、そのグループにはキダシ(Kidashi)の市民も含まれているとだけ明かしています。


「これは非常に勇気づけられる兆候だ」海軍広報官のヴェレンティン・クラスノフ大佐(Captain Sir Valentin Krasnov)は語りました。「リム戦争(Rim War)の惨禍が歴史の中に消えていき、帝国の存在を受け入れるカダシ人の数が増えている。少なくとも、自分の社会の中にいる破壊分子を排除するために独立した行動を取れる程度にはなっているのだ。帝国がいつかキダシに自治を認められるようになることを示しているだろう」


いわゆる「自由キダシ運動(Free Kidashi movement)」のメンバーはクラスノフ大佐の発言に反論して、「典型的な帝国風パターナリズム、横柄さの現れだ」と語っています。


おそらく関連するであろう事項として、ソロマニ連合のキダシ領事が、「好ましからざる人物」(persona non grata)として帝国領内から追放されたことがあげられます。


訳注
 リム戦争は「ソロマニ・リム戦争」のこと。



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