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数ヶ月にわたる調査の結果、海軍の提訴審査局(the Office of the Judge Advocate General)は、ギシャン=リャン=カーシラ(Gishan Ryan Khaasira)氏が戦争を利殖行為に利用したのではないかという疑惑について、訴えを却下する決定を下しました。提訴審査局の広報官は、「第5次辺境戦争時のカーシラ退役大尉の行動に関して、誰かを告発するに足る証拠は見つからなかった。よって、本件に関しては調査を終了する。」


ギシャン=カシーラ氏は、海軍情報部在籍時に乗艦していたアギッダ号(Agidda)がゾダーンの攻撃により大きな被害を被ったあとで、補給部門に転籍しました。カーシラ氏は戦争の残りの期間を、ラファエル=スカマラン提督(Quartermaster-general, Admiral Rafael Sukhamaran)の下で過ごしました。彼の在籍期間中に補給物資の消失事件があり、匿名筋から彼が関与したとの指摘があったため、今回の審査となったのです。


提訴審査局は公式にカアシラ大尉を無罪としましたが、大尉は海軍からの退役を発表しました。カーシラ氏は、戦争中に妹を失い、最近父親も他界したことに触れ、それが退役の理由だと述べています。彼は故郷に戻り、苦しかった数年を乗り越えて、一族の商売を立て直すために尽くすつもりとのことです。



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