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一等通信士ガニ=リイシャ(Commo Tech First Class Gani Riisha)氏は、なかなか帝国海軍から解放してもらえませんでした。ガニ=リイシャはデュリナー大公の旗艦サーゴン号の乗組員の一人であり、かれの職務は、何らかの理由で、131-1116に起きた大公他の爆殺事件の調査に深く関係があると思われています。


「本当にしつこく質問されたよ」リイシャ氏は語りました。「小艇が発進したとき、私がブリッジで勤務中だったからだと思うよ。通信記録とか他の公式記録を出せと言われるとは思っていたけれど、なんだって、制服やら私品までなんだろう? 数日で開放はしてくれたし、服とかの代わりは気前良くくれたけど、返して欲しい私品がたくさんあったんだ。でも、いつ返してくれるのかも教えてくれないんだ。」


ガニ氏だけではありません。サーゴン号のほとんどの乗組員(とその持ち物)は解放されましたが、旗艦自体、いくつかの私品、そして乗組員のうち3名はいまだに帝国海軍の厳重な管理下におかれています。


帝国海軍広報局は、私品と何人かの乗組員は現在行っている調査のために必要なものであること、乗組員は容疑者ではないことのみを発表し、それ以外のコメントを拒否しています。



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