Capital/Core (2118-A586A98-F) 289-1116


帝国海軍は、131-1116に起きたデュリナー大公の爆死事件について、いくつかのメモを発表しました。メモの中身は、小艇と星系内交通局との交信記録と、小艇のフライトレコーダーのデータの抜粋です。


小艇の交通局への最後の返事は 13:22:34-131:1116 のもので、小艇のパイロットがコース変更を承認、実行したときのものです。そのすぐ後(13:39:48-131-1116)に、交通局はコースの修正を要求しましたが、小艇は反応しませんでした。小艇の航法トランスポンダーは 13:41:06-131-1116 に送信を停止しており、その数秒後には、フライトレコーダーと各種機器類との接続が切断されています。ほぼ同時刻に、同エリアにいた多数の船舶が小艇からのものと思われる閃光を報告しています。


ともかく、公表されたデータは、同時多発的な爆発が小艇を破壊し、乗員を瞬時に殺傷したという海軍の報告を裏づけるものです。小艇のコクピットボイスレコーダーについての質問に対して、海軍スポークスマンは、機器類がひどく破損しており、現在復元作業中である、と答えました。



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