Ilelish/Ilelish 282-1118


282-1118に受信。


議事進行役の裁判官は、本年初頭に暴動煽動容疑で逮捕された7人のセラート人(Suerrat)の裁判において、法廷を封鎖するようにとの命令を本日発しました。裁判は被告を擁護/批判する両方の立場からのデモによって何度も中断されており、慎重な考慮の末、裁判官らは直接の参加者以外が法廷に立ち入ることを禁じました。裁判は外部から干渉できないホロビジョンによってライブ中継され、誰でも見ることが出来ますが、裁判官は、重要な関係者以外は誰であれ法廷に入ることを認めていません。


セラート人らは、帝国が母星独自の文化を計画的に同化・弱体化しようとしていると信じており、帝国とイレリシュ大公とを「文化的虐殺」の罪で告発しています。彼らは、母星の若者の間で帝国標準語(Galanglic)を第一言語として用いることが多くなっていることに反対してデモを行なっていました。


訳注
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