Home/Aldebaran 160-1121


影響力のある議員が議場から書記局長(Secretar-General)を非難したため、ソロマニ連合(Solomani Confederation)書記局(Secretariat)は本日、規約に従って議事停止状態です。


ジャン・マリコフ(Jan Malikov)氏は、マーク・チッサノ(Marc Chissano)氏が書記局長の地位に留まるのを「倫理にもとり、法を犯し、憲法に反する」行為だと言っており、チッサノ氏に対して、母星現政府によって発せられた解任に応じるよう呼びかけました。「チッサノ氏が保持していた政府での正当性は失われた。この件について、彼には2つの選択肢しかない。彼は壇上から降り、憲章に基づいた権力を持ちうる書記局長を選び直すようにその座を明け渡すことができる。あるいは、独裁者として振る舞うこともできる。後者を選ぶようなら、我々の子孫がは彼に対して慈悲深い評価をしてくれるだろうか」


マリコフ氏の突然の非難は、ソロマニ党(Solomani Party)内でここ数日静かに行われていた氏の率いるナショナリスト派(Nationalist faction)と他の諸派との交渉を経たものです。評論家筋は、マリコフ氏が書記局内の強硬派(Radical faction)との間で差違を埋めようとしていたのではないかと見ています。そうだとすれば、行き詰まっている調停にも希望が持てるかもしれません。


書記局長事務局はマリコフ氏のスピーチを「犯罪的かつ無責任」と批判する声明を発表しました。チッサノ書記局長は、これまでのところ、母星トワイライト(Twilight)の現政権は単なる「反乱軍事政権」であり、法的な解任命令を出す権限は無いと主張しています。


訳注
 直近のニュースは150-1121。チッサノ氏の母星で政変が発生し、書記局長のチッサノ氏が星系代表を解任され一件の続報です。何らかの調停の動きはあるものの、チッサノ書記局長は強硬姿勢のままのようです。ソロマニ軍に準備命令が出ているのも不安材料です。
 ところで、"The Secretariat of the Solomani Confederation saw an open break in protocol today"という文があり、「規約に従って議事停止」としましたが、ちょっと訳に自信がありません。



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